バイアグラは好ましくない作用がありましたら、それらについて必ず医師にお伝えください。

バイアグラを服用する事が出来ない人』 がいます。


バイアグラ(viagra、シルデナフィルクエン酸塩錠)はファイザー株式会社から販売されている、 世界で最も有名な勃起不全治療剤ですが、 実は、 『適応上の理由』 、そして 『健康上の不利益』 からこれを服用してはダメな人がいます。


本剤を服用出来ない人は大きく分類すると

―小児/女性・・・・・・どちらも適応が有りません。本剤の適応は成人以降の男性のみです。
―特定の病気や健康状態の方・・・・・・使用する事で健康上の不利益があります。
―特定のクスリを使っている方・・・・・・併用する事で健康上の不利益があります。
このようになります。


逆に言えば、成人男性で、顕著な既往疾患が無く、健康診断上の問題がなく、病院の定期通院や定期処方が全く無い方、 つまり 『健康な成人男性』 は本剤のご利用は問題ありません。


大変申し訳ない事に、当院にせっかくご来院頂いたのに、本剤を処方する事が出来ない方が時にいらっしゃいます。 そこで、日本性機能学会専門医がバイアグラ これらが行き過ぎれば、大きな健康被害が残る事も危惧されます。


本剤は医師の診察の元、ご本人に定め

シアリスを飲んだ場合の効果、あるいバイアグラは好ましくない作用がありましたら、それらについて必ず医師にお伝えください。医師は増量または減量によって、あなたに合った薬の量を調節します。

シアリスは医師により処方される医薬品ですので、医師の管理の下、正しく使うことが大切です。

 シアリスのニセモノにご注意ください!
油っこい食事後の服用はバイアグラの間違った使用法として、最も多いものです。 食事内容によっては全く効果が無くなってしまう場合もあります。


お医者さんが出すおくすりには 『食後』 に服薬が指導されるものが多いと思われます。 風邪薬や痛み止めなどがその代表ですね。 しかし、本剤などの勃起改善薬はこうしたものとは逆で、 『空腹時』 つまりお腹が減っている時の内服の方が効果が発揮されやすいです。


特に油っこい食事と本剤の相性はとても悪く、お腹の中で、こうした食事内容と本剤が合流してしまうと、 てきめんに効き目がバイアグラは低下します。 特に昨今の外食は脂質を多く含むものがとても多いので、外食は要注意です。


ラーメン、焼き肉、揚げ物、ハンバーガー、いずれもポピュラーかつ食べ慣れたものですが、 これらは油分や脂質を多く含んでいるので、本剤との相性は最悪と言えます。


食後もしくは空腹でない状態でバイアグラを使ってその効能が感じられなかった方は、 その対策としては、 『前の食事から4時間以上経過した空腹状態』 で再度試してみて下さい。

せた

「奥さんにバイアグラを飲ませようと思っている」
これは外来で実際に患者さんから相談された実例で、慌ててお止めした記憶が有ります。 本剤を女性や子供に飲ませるのは極めてバイアグラを使用できない代表的な人としては、小児ならびに女性が挙げられます。 本剤は、成人男性にのみに適応が有ります。


本剤の効果は、成人男性を対象に、 性行為の際、ペニスの疾患である勃起不全を一時的に改善させる作用です。 一方で本剤には性欲を高めたり、引き出したりする作用は全く有りません。


すなわち、元々ペニスの無い女性には投薬の意味は有りませんし、 また小児は性交をしないので、これも投薬の意味が有りません。


また男性に関しては幾重にも安全性の確認がされており、 適応や用法用量を守る限りにおいて本剤は安全性が高いクスリと言えますが、 元々、適応のない女性や小児に関してはこのような広範な安全性の確認はされていません。


つまり女性や小児に対する本剤の投与は、 意味も無い上に、服薬自体が危険な可能性が有ります。 特に性的活動期にある女性は、妊娠している可能性もあり、 胎児の事を考えますと、服薬は大変危険です。


女性や小児はバイアグラを服用しては絶対にダメです。 もし服用しようとしている女性や小児がいましたら必ずとめて頂きますようお願い申し上げます。
バイアグラはたとえ成人男性であったとしても、 特定の健康状態や特定の疾患のある方は本剤を使用する事ができません。


それは、そうした方が本剤を服用する事で、生命や健康に重大な悪影響を引き起こす可能性があるからです。 こうした特定の健康状態もしくは疾患は 『禁忌』 というカテゴリーに分類されます。